就眠儀式  6 




その七 都斎輝


 凝然と、まるで魅せられたかのように、久住から視線を離すことができなかった。
 誰かの腕から滴る血を啜る姿は、まるで、昔話の『酒天童子』さながらで……、あまりのおぞましさに、目を逸らすことができなかったのだ。
 それは、多分、柏木も同じだったろう。
 城主に刀を向けるわけにも行かず、逃げ腰な他の侍たちも同様だったにちがいない。

 まるで時が止まったかのように、血を啜りつづける久住以外は、その場から、動くことすらできないでいた。

 次に、あの腕の持ち主のようになるのは、誰なのか。
 おそらく、誰も彼もが、そんなことを考えていたのに違いない。

 再び時が動き始めたのは、突然の、哄笑のためだった。

 誰も彼もが、動かない。そんな、空間に突然響いた腹の底からの笑い声。

 この場の誰ひとりとして、笑い声の主が誰なのか、きっと、わからなかったのに違いない。
 オレもまた、それが、誰のものなのか、わからなかったのだ。
 笑い声がほとばしったのは、オレの背後。オレが、遙を隠した、衝立の裏だった。

 まさか………。
 オレは、己の耳を疑っていた。
 悪意と歓喜に染まった笑い声の主が、オレの知る遙とはうまく噛み合わなくて、いったいなにが衝立の裏にいるのか、不安になった。

 遙は、結局逃げなかったのか。
 逃げられなかったのか。
 諦めたのだろうか。
 いったい、衝立の裏に、なにが潜んでいるのか。

 見たいような、見たくないような。
 知りたいような、知りたくないような。
 相反する思いがぐるぐると渦を巻く。
 オレは、途方にくれて、ただ、そちらを、見ていたのだろう。

 やがて、その影から姿を現わしたのは、まがうことなく、遙だった。

 しかし、オレは、こんな遙など、知らない。
 いや、一度、遙を見知らぬものと思ったことがあったが、この遙はその時よりもより一層の違和感をまとってそこに立っていた。


「はる、か………」
 柏木にまだ拘束されていることを忘れて、オレは、遙の元に近寄ろうとした。
 しかし、オレは、
「はなせっ! ちくしょう」
 どれだけ暴れても、呆然としているように見える柏木の力は、相変わらずだった。
「くそっ」
 それでも諦められず、必死に暴れたオレは、突然の解放に、勢いあまって、蹈鞴(たたら)を踏んだ。
「殿っ」
 柏木の切羽詰った声につづいて、重いものが床にぶつかる音が響いた。オレは、打った膝の痛みも忘れて、顔を上げた。
 なにが起きているのか、確認しようとしたオレの視界に、白い遙の繊細な手があった。手の輪郭に沿って視線を上げてゆくと、そこには見慣れた遙の顔。
 ああ、遙だ―――
 先ほど感じた違和感を忘れて、オレは、遙の手を取ろうとした。
 しかし、それは、叶わなかった。
 オレが、遙の手を握るよりも素早く、久住が、遙に襲い掛かったからだ。
「はるかっ!」
 思わず、オレは、久住の腕を、力任せに抱えこんだ。
「やめろっ。このっ。遙は、おまえの家畜なんかじゃないんだ!」
 必死に引っ張り、遙から遠ざけようとする。しかし、この、尋常じゃない力強さはなんなんだ。
 あんなにふらふらに見えたのに、今にも膝を付きそうなほどに弱っているように見えたというのに、気を抜けばオレは振り払われそうだった。
「遙、逃げろっ!」
 なぜ逃げない。
 なにをやってるんだ。
 いろんな感情がごったになった叫びに、しかし、返ってきたのは、
「逃げる?」
 冷え冷えとした、しかし、玲瓏と良く響く声だった。
 オレの背中に、寒気が走った。一気に、先ほどの違和感がよみがえる。
「私は、逃げませんよ」
 クスクスと、この状況を楽しんでいるかのように、遙が、笑った。
「はるか?」
「勘違いしないでくださいね」
 そう言う遙の声には、滴らんばかりの憎悪がこめられていた。
 恐い。
 遙が、恐ろしくてならない。
 オレは、遙に憎まれていたのだろうか。
 これ以上はありえないほどの最悪の展開に、オレは久住の腕を手放し床に腰を落とした。
「家畜に甘んじると言っているのではありませんよ。単に、逃げる必要など、この僕にありはしないのですから。堂々と、正面から、僕は、この城を出てゆくことができるのですからね」
 やわらかい口調に滴る憎悪。
 オレは、ただ、震えていた。
 オレが、遙を逃がしてやる――それは、遙にとって、ただ、烏滸(おこ)がましいだけのことに過ぎなかったのだ。
「わかっているのですか」
 わかっている。わかった。ごめん。どう言えばいいのだろう。オレは、恐る恐る、顔を上げた。
「久住義時。あなたには、僕を止める手立てとて、残されてはいないのですよ」
 そう言いざま、ただ遙に縋りつくようにしてなにごとかをつぶやきつづけている久住を、遙は突き放した。
「殿」
 久住の、オレとは反対側の床の上にうずくまっていた柏木が、つぶやいた。それは、呆然と、ただ口に馴染んだ単語をつぶやいたとでも言うかのような、力のないものだった。
 床の上、オレを振り払おうとした怪力が嘘のように、久住がよろぼう。
 ぽたぽたと口や目から、よだれや涙を流しながら、遙を見上げ、手を伸ばそうとする。何度も何度も、手を伸ばしかけては、力なく、うずくまる。
 そのさまは、思わず、同情したくなるほど哀れなものだった。

 オレは、ただ、久住を見ていた。
 侍たちも、柏木も、誰ひとりとして、動こうとはしない。
 恐ろしいのだろう。
 おそらく、侍としての鍛錬を怠っていないだろう彼らには、すらりと佇む遙の本質が、感じられるのかもしれない。だから、動きたくても、動けないのだ。
 ただ、久住の意味不明なつぶやきだけが、不気味なほどに、聞こえていた。
 オレもまた、遙にとって、久住と同じ存在に過ぎなかったのだろう。いつ、彼に向かって、牙を剥くか知れない、危険な存在―――。そう思えば、遙の顔を見ることなど、できなかった。
 見ないでいるから、だから………。
 もう、きっと、遙を見ることはないだろう。
 それを思えば、ぱたぱたと、涙が、床を濡らす。
 ああ、ざまぁない。
 勝手に、正義感ぶって、遙をオレは守るんだと必死になって、けれど、それらは、すべてが、遙にとっては煩わしいものだったのに違いない。
 ごめん。
 ごめんな。
 オレは、袖で、涙を拭った。
 そうして、目を見開いた。
「うわっ」
 うろたえてしまったのは、オレの目の前に、金の目があったからだ。
 金の目――遙の、きれいな、まなざし。
 少し距離をとると、遙が、不思議そうにオレを見ているのがわかった。遙は無防備に久住たちに背を向けて、オレの目の前に膝をついている。
 つい――と、優雅に、白い手がひるがえる。そうして、遙の指が、オレの目元を、すっと、なぞった。
「どうして、泣くのです?」
 先ほどの滴らんばかりの憎悪が嘘のように、遙が、小首をかしげる。
「だ………オレのことだって、憎いんだろう。ほ、本当は、嫌ってるんだろう。だったら、こんなとこでオレのことなんかかまってないで、さっさと、ここから、出て行っちまえ」
 そっぽを向いて、目をきつくつむって、オレはことばを投げつけた。
 悲しいけれど、辛いけれど、オレは、憎まれてまで、遙とは一緒にいられない。嫌われているのがわかっていて、一緒にいることなんかできない。
 スッ――――と、遙の気配が遠ざかる。
 やっぱりな―――――やっぱり、嫌われてたんだ。すとんとおさまり悪く、嫌われていたんだという事実がオレの心に降ってきた。
 馬鹿だよな。
 でも、遙、オレは、おまえに憎まれても嫌われてても、おまえのことが、好きなんだと思う。
 オレは、柏木に言われるまでもなく、遙に惹かれていたのだ。
 こんな時に、悟ってどうすんだ。遅すぎるだろ。
 なんだかな――と、肩を竦めたときだった。
「うわっ」
 オレは、二度目の悲鳴をあげていた。
 
 目をつむっていたオレは、突然の、浮遊感に、瞼をもたげた。
 なにが起きたんだ。
「!」
 目を開けたオレは、自分の状況に気づいた途端、冬場の氷室に閉じ込められたみたいに、固まってしまった。
 うそ……だろ。
 信じられなかった。
 遙がしたたかな変貌を遂げたことは、わかっていた。けれど、まさか、こんなことをするだなどと、考えもしなかった。
「ちょ、ちょっと、なにを考えてるんだ」
 オレは、場所も、状況も、何もかもを忘れて叫んだ。
 なんでって、その………オレは、遙に、抱きかかえられていたんだ。しかも、膝裏を掬い上げられるようにして、所謂横抱きというヤツだ。
 これは、はっきり言って、どんな場合だっても、恥ずかしい。
「下ろせ。下ろせよっ」
 顔が赤くなっているだろう。なぜなら、首から上が、カッカするくらい、熱くてしかたがないからだ。
「誰が、都斎輝のことを嫌っていると言いましたか」
 遙の、金のまなざしが、凝然とオレを捉えている。
「いや……だって………」
「感謝こそすれ、僕が、君を嫌ったり憎んだりするわけがないでしょう」
「え?」
「僕はね、都斎輝、最初の夜から、君に惹かれていたんですよ」
 あっさりと、なんでもないことのように言った遙の言葉を、オレは、たちまち理解することができなかった。
「君が僕のそばにいてくれさえするのなら、いつまでここに閉ざされていてもかまわない――――そんな愚かなことを考えるくらいには、君のことを、愛していますよ」
 うわ………。
 どうしよう。
 全身が熱くて熱くて、煮たっちまいそうだ。
「君は?」
 ささやくように、耳に吹き込まれて、オレは悩んだ。
 いや、答えることは、やぶさかではないのだが、やっぱり、場所や状況が問題だと思うんだよな。
「遙」
「はい?」
 にっこりと微笑む遙に、見惚れている場合じゃない。
 いつの間にか、久住が、忍び寄っていた。
 遙の肩を挟んで、久住とばっちり目が合っちまった。
 どろりと濁って、赤と見間違うくらいに血走った、怖気に全身が震えてしまう、そんな、目だった。そんな目が、青黒く染まった顔の落ち窪んだ眼窩の中で、ぎろりぎろりと、動いている。
 情けないが、オレは、固まっちまった。
 いつの間にこんなにと思うほど、さらばえてしまった久住は、まるで、死者が動いているみたいだった。
「うしろっ」
 やっと、それだけを喉の奥から搾り出した時には、久住の尖った指が、遙の肩に、首に、爪を食い込ませていた。
 しかし、考えてみれば、そんなこと、遙が気づいていないはずがなかったんだ。
「鬱陶しいですね」
 それだけだった。なにをしたというのでもない。
 遙の肌に食い込んでいた爪が、力なく外れ、すかすかと、悲鳴にもならないかすれた音が尾を引いた。オレは、きっと、この声を忘れることができないだろう。そう、予感したほど、それは、身震いするほど哀れな、音、だった。
 ぐずぐずと、久住が、床の上に、うずくまる。それでもなお、久住は動こうとしている。その、執念。それが、オレは、恐ろしくてならなかった。
 久住と柏木以外が、じりじりと後退していた。階にいる侍たちも、上から順繰りに後ろざまに降りてゆこうとしているらしかった。
「待て……」
 遙が、一歩を踏み出した時、柏木が手にしたままだった小太刀が遙に向かって投げられたが、それすらも、遙に届く寸前で、音たてて砕けた。
 これが、決定打だったのだろう。
 誰が、あげたのか。
 鋭い悲鳴が、天守に響いた。
 それが、最後の糸を、断ったのだ。
 侍たちが、押し合いへしあいしながら、まろぶように、逃げてゆく。

 後には、オレと遙、そうして、久住と柏木だけが、残されていた。

「それでは」
 遙が、だれにともなく、つぶやいた。
「お、下ろしてくれ」
 このまま、横抱きのままは、恥ずかしい。
 オレを見下ろす遙のまなざしからは、なにを考えているのか、わからなかった。
「下ろすのですか」
「そう!」
 きっぱりと、断言する。
「でもね、僕は、下ろしたくないんですよね」
「なんで」
「抱き心地がいいですから」
「な」
「それに、和むんですよね。君の体温と鼓動を感じているのは」
「………」
 オレは、脱力しそうになった。
 さっきまでの緊張感が、懐かしいような気がする。
 遙の雰囲気が思いっきり変わったような気がするのは、気のせいじゃないんだろう。
 なんというか、何もかもを楽しんでいるような、底の抜けた明るさのような気がするが、これは、鎖を解かれた解放感のせいなんだろうか。
 そんなことを考えてると、
「まぁ、それは、冗談半分ですけどね。君が捕まるのはいやですから」
 そう言って、忌々しげに、視線を足元に向ける。
 見れば、遙の視線の先には、久住が、いたのだ。
 執念としか言いようがない。
 とっくのむかしに、動くのすら辛いだろうに。
 骨と皮だけのような青黒い腕が、めくれ上がった袖からむき出しになって、遙の足首を掴んでいた。
「君には、こうなった相手を振り払うことは、できないでしょう」
 そう言うと、遙は、無造作に、掴まれているほうの足を踏み出した。
 久住の手が、ぼとりと音をたてて落ち、その場で床をかきむしる。
 遙は、そのまま、階に足をかけた。
「遙……」
「なんです」
「久住は、どうなるんだ」
 気にならないわけがない。
「どうもなりませんよ。私の血は、人間にとっては副作用の強い劇薬と同じですからね。一度ならまだしも、つづけて口にしてしまったら、最後です。依存せずにはいられなくなるようですよ」
「なら、死ぬのか?」
 オレのことばの何がおかしかったのか、遙が、クスリと笑った。
「そのほうが、幸せでしょう」
 悪意が滴っているようなことばに、オレの全身が、鳥肌立った。
「死ねない?」
「多分ね。よくはわかりません。けど、禁断症状は苦しいみたいですね。死ねるとしても、それまでに、どれほど苦しまなければならないか、僕には、わからないんですけど……」
 長く閉ざされ続けていた遙に、それを知るすべは、なかっただろう。
「でも、自業自得ですよね」
 いっそ朗らかなほどに、遙が、切って捨てた。
 確かに、自業自得だろう。
 少なくとも遙にとって、今の久住の苦しみはそれ以外のなにものでもない。
 オレだとて、久住がそうだと、わかる。それでも、やはり、見ているのは、辛かった。
「まぁ、火をつければ、ね。火はすべてを浄化すると言いますから、確実に死ぬことはできるはずですよ」
 苦しみ続けて狂うよりは、ましだと思いますけど、どうなんでしょうね。

 それが、オレと遙とが、天守を下りるさいに話していた最後の言葉だった。


 後は、もう、あんまり話すこともないような気がする。

 城主がああなった以上、久住の侵略の恐怖は、まぁ、潰えたといっても過言ではないだろう。だから、オレは、自分の国に帰ってもかまわないんだろう。だけど、オレには、自覚があった。

 オレは、国よりも家族よりも、遙を選んでしまったのだ。
 遙とそれらとを秤にかけて、遙のほうが重かった。
 オレは、オレの家族と国とを、見捨てたのだ。―――誰に糾弾されるまでもない。オレは誰よりも強くそのことを知っている。たとえ、結果的には、救ったことになったとしても、あの時のオレの心の動きを、結論を、自分だけは知っているのだ。それは、小さな、しかし、鋭い棘となって、オレの心の奥に刺さっている。

 ―――どの面下げて、帰れるっつーんだよ。

 ぼんやりと、大木に背もたれて、オレは、炎を眺めていた。
 ここは、久住の城から山を二つばかり越えた、森の中だ。あの日から既に、三日が過ぎていた。
 木の葉が重なり合った隙間から、月と星とが見えている。
 ぱちぱちと、威勢よく燃える炎が、川で獲ったばかりの魚を炙っていた。食欲をそそる匂いが、立ち込めている。いつものオレなら、我慢せずに食べているだろう。しかし、我慢もなにも、心が定まらないせいで、どうも、食欲がわかないのだ。
 遙が、そんなオレを、ただ黙って眺めている。
 遙の、金の瞳が、白い顔が、揺れる炎に染まっていた。
 遙は、ただ、あの日、オレに向かって、
『これからどうします?』
と、そう言ったっきり、オレにすべてをゆだねているらしかった。
 わからない。
 それが、実は、本心だった。
 遙を解放することばかり考えていて、その後のことを考えてはいなかったのだ。
 まぬけだな。
 溜息が出る。
「なぁ、遙」
「はい」
「おまえは、これから、どうしたい?」
 三日も考えてこれでは、呆れるよりないだろう。
「僕ですか?」
「そう」
 ぱちぱちと、音たてて炎が、燃えている。
「そうですね。とりあえず」
「とりあえず?」
 立ち上がった遙が、オレの傍らに、移動してきた。
「確認したいことがありますね」
「なに?」
 遙の左腕が、オレの左肩に回される。
 今にも鼻が触れ合ってしまいそうなほど近くに、遙の白い顔があった。
 金の瞳に、オレの、間抜けな顔が、映っている。
「僕は、君のことを愛していますけど、君は?」
 あまりにまっすぐな問いだった。
「オレも、遙のこと、好きだ」
 言った後に、真っ赤になってれば、世話はない。が、まぁ、これは、オレの本心だ。
「家族よりも、国よりも、オレは、おまえのことを、愛してる」
 口にしてみて、オレは、心が定まるのを、感じた。ああ、こんなに簡単なことだったんだ。誰に罵られても、これが、オレの真実なんだ。認めればいい。遙を愛したから、オレは、すべてを捨てたのだ。誰に何を言われても、真実がわかっているなら、かまわない。

 遙が、オレを、見ている。
 オレも、遙を、見ている。
 
 遙が、静かに、オレを、抱き寄せ、くちびるを寄せてきた。
 オレは、黙って、遙のくちびるを、受け入れた。

 ぱちぱちと、傍らでは、炎が燃えている。

 その夜、オレと、遙は、はじめて、肌を合わせた。そうして、その後、それが、オレと遙との、就眠儀式になったのだ。

 久住の天守が、火を出した。
 それをオレたちが知るのは、後しばらくしてからのことである。

 結局、オレは、国に帰ることはなかった。

 オレと遙とは、人里はなれた山の奥に、ささやかな庵を建て、そこで、暮らすことを決めたのだ。
 
 オレが、オレの変化を知るには、やはり今しばらくの時が必要だった。
 遙と共にあるオレは、いつまでも、十七才のままだったのである。



おわり



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